今夜はサッカーの話しようと思う。

  
(顔がでかくなっちゃった…)

僕はサッカー部だったわけでない。

それでも、Jリーグ発足から近年までのW杯などでの盛り上がりでサッカーファンとなった。

僕の大好きな選手は、もう引退しちゃったけどジェンナーロ・ガットゥーゾ。

   
大ファンである。

彼が所属していた頃のセリエAはレベルが高かった。

当時のミランは、間違いなくトップクラブの一つだった。

インザーギ、セードルフ、カカ、ピルロ、ネスタ…上げればキリがない。名選手だらけだった。

しかし、その中でガットゥーゾはテクニックがなかった。足もそんなに早くはなかった。もちろん、シュートも上手くない。

あるのは気合いだけである。

不屈の闘志と、スタミナ、そして汚い仕事をやり続けるメンタルである。

あだ名は狂犬、潰し屋…

ガットゥーゾがいるから、他のスター選手が活躍できるのである。

世界最高の選手を何度も完全に封じた、潰した、ぶっ飛ばした。

  ものすごい勢いで何度も、何度も潰した。スライディング、ファールすれすれの嫌がらせ、潰すたびに、目の前で叫んだ。

僕はそれをテレビで観たとき、テンションが上がったものである。

下手くそなオッサンがスター選手をぶっ飛ばしてるっ!!!

最高じゃないかっ!!!

ジェンナーロ・ガットゥーゾ。

まるで、ラクビーのようにサッカーをする男。

ただひたすら、自分の仕事を全うした。

髭を生やしてるのは、実は童顔だからなめられないためである。

  
(このカードは今でも持っているし、当時も使用していた)

かつて、トッティなどイケメンスター揃いで女性人気が半端なかったイタリア代表で、ただ一人モテなかった男である。

しかし、男性人気はダントツであった。

  
(ちなみに一番左端である。)

その当時、街中でフットサルが流行りだしていた。

当時、僕はサッカー経験がなかった。

僕も毎晩草フットサルに繰り出したものだ。

その当時の大阪の扇町公園は震災前で、夜中でもライトが照らされていた。

  
昼間は一日中、専門学校で美容師の勉強であった。家に帰るとレッスンや大学の課題。

僕のストレスを発散するのは真夜中のフットサルしかなかった。

だが、残念なことに僕にはテクニックがなかった。

どうすればいいのか?

頭の中で髭のおっさんが笑っている。

  
そう、狂犬になるしかないのさ。

ガットゥーゾは言っていた。

「俺は下手くそだから、一人の10倍走らなければいけないんだ」

「俺が相手から10回ボールを奪うことは、1ゴール決めるのと同じか、それ以上の価値がある。ガットゥーゾにガットゥーゾの仕事があるんだ」

その日から僕はハードワーカーとなる。

ひたすら走るのである。

上手いみんなの足が疲れて止まってきたとき、ようやく人並みになれるのだ。

あれから10年近くが経った。

今では僕は髭でロン毛である。

童顔でも、なめられたくないわけではないのだが。

とにかく、この選手には人生においての何かを教えてもらった気がするんだ。

他の人にはできない、僕には僕だけの何かがこの世にあるのかもしれない。

そうだろ?

ジェンナーロ・ガットゥーゾ!

  
 

ちなみに引退したガットゥーゾに海外メディアが、

「メッシを止めるのにはどうしたらいい?」

と質問した。

ガットゥーゾは即答した。

「蹴っ飛ばせばいいんだよ」

さすがである。

  

今回はサッカーの話じゃなくて、ガットゥーゾの話なってしまったね。

しょうがないね、ファンだからね。

はい、サッカーの話はまた今度する感じで。

おまけ

http://youtu.be/Fwq0pPWRhME